私はイラスト初心者ですが、リアル頭身ではなく、いきなりミニキャラを描く練習を始めました。
リアルをデフォルメしたミニキャラをいきなり描くことによって分かったメリットやデメリットなどを紹介します。
イラスト初心者の私はミニキャラとリアル頭身のどちらから学ぶべき?
結果から書くと、私の場合は、ミニキャラから練習して良かったです。
今現在はミニキャラの描き方を練習して4日目なのですが、これくらいは上達しています。
<イラスト練習を始める前>
<イラスト練習4日目>
時間でいうと、この4日目の時点では練習時間が5時間ほどだと思います。
そんな私ですが、ミニキャラとリアル頭身のどちらから勉強するべきなのか悩んでいました…。
この記事が、前の私と同じように「イラスト初心者は何から勉強したらいいの?」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
理想を言えば、私は、ミニキャラの絵もリアル頭身の絵も、両方描けるようになりたいです。
とはいえ、時 間 は 有 限 !
実際、私は、イラストレーターの方たちが「この本を読んで勉強した!」という有名な本を何冊か購入してみました。
そしてその本を模写するところから始めようとおもったのですが…。
・人体には、どんな骨があり、どういう動きを可能とするのか
・それらの骨の上をどんな筋肉が乗っかっていて、どういう膨らみ方をするのか
・そのうえに皮膚がどのように乗っかっているのか
などなどの勉強から始まり…第一段階の「骨」の模写をするだけでもめちゃくちゃ時間がかかりました…。
そして私は悟ったのです。
まして私は、「絵一本で食べていきたい!」というわけでもなく、ブログで使いたいときにちょこちょこっと描きたいだけです。
「絵を描くこと」そのものを楽しみたいというよりも、「描いた絵を使いたい」という気持ちの方が強いです。
自分が描いた絵を何に使いたいかというと、こちらです。
・普段運営しているブログで喜怒哀楽をわかりやすく表現したい
・手帳にイラストを描き込んで、見返したときに楽しい気持ちになりたい
・ブログやSNSのバナー、アイコンを使いたい
・ゆくゆくはイラスト付きに育児日記を描きたい
イラストレーターが出す画集のような、綺麗で精緻で繊細な絵にも憧れますが、私がやりたいことを考えてみると、私が練習すべきは「ミニキャラ」一択でした。
私の場合は「絵を描くことを楽しみたい」「自分好みのイケメンや美女を自分でうみだしたい」という理由で絵を始めるのではなく、単に「簡単な絵をサラッと使えればOK」という前提なんですよね。
そうなると、必要なのは「技巧を凝らした一枚」ではなく「シンプルで短時間で仕上げられる1枚」です。
上手いデフォルメキャラを描こうとするのであれば、やはり人体を形作るさまざまな要素の知識は必要不可欠なんだと思います。
でも、ひとまず「ある程度伝わればいい」という目標なので、ミニキャラからスタートすることにしました。
いきなりミニキャラから練習し始めてわかったデメリット
とはいえ、イラスト初心者がいきなりミニキャラを描く練習を始めるのは、なかなか無謀です。
実際、私が練習を始めたところ、人物を描く上で大切な全てのところでつまづきました!
・輪郭
・顔のパーツ
・光と影
・髪型
・体の描き方
などですね。
元々、絵を描くことに対して苦手意識があったくらいのスタート地点です。
「描けないもの」が多すぎて、逆に何から練習すれば良いのか迷ったくらいです。
なぜ描けないのかというと、「知らないから」です。
リアル頭身をシンプルにデフォルメしたものがミニキャラであるため、リアル頭身を知らないと何にも描けません。
なんとなく真似して書くことはできますが、関節の動かし方や筋肉の付き方、髪の生え方などの根本を理解していないため、絵に説得力が生まれません。
私が骨格や筋肉の勉強をきちんとしていれば、デフォルメしたときにもその知識がいかされたハズです。
でも、時間惜しさにそれを放棄してしまったため、自分が描いた絵のどこが不自然なのか、どう直せばいいのかなどが理論的にはっきりとわかりません。
つまり、イラスト初心者がいきなりミニキャラの練習を始めるデメリットはこちらです。
・描き方が何もわからない
・絵に説得力がない
・自分が描いた絵の悪いところが明確にわからない
とはいえ、私は前述したように「プロになりたい」わけではなく「ブログ読者に楽しんでもらえるくらい描ければOK」という考え方です。
極論を言うと、ブログの読者さんが見て「これは人の絵だな」「笑っている絵だな」というようなことがわかればOK!
あとは「最低限、描いている自分が気に入って使えること」でしょうか。
それ以上のことは、まだ求めていません。
それから、そう割り切っている私からすると、初めにミニキャラを選んで練習するメリットがありました。
いきなりミニキャラから練習し始めてわかったメリット
ミニキャラの練習をしてみてわかったことがあります。
それは、短時間でサクサクと、ある程度までは上達できること。
でも、自分が理解していなくても、すでに書かれているイラストのモノマネならある程度できるんですよ。
などなど、ある程度までなら他のイラストを参考にして書けるんですよ。
「なぜそうなるのか」の理解は全くないので、プロの目をごまかすことはできません。
でも「こういった絵なんだな」と伝えることはできるわけです。
また、リアル頭身の場合、模写をするのって、けっこう時間がかかると思うんですよ。
でも、デフォルメされたミニキャラであれば、そんなに時間がかかりません。
なので、ミニキャラの場合、5頭身や8頭身の絵に比べ、PDCAサイクルにかかる時間がかなり短いというメリットがあります。
知識がないまま描いているから、イラストの人物画をよく見れば変なところはいっぱいあるだろうし、自分でそれに気づくことはできません。
でも、「何をしているのか、どんな表情なのかさえわかればOK!」という目的で絵を始めた私にとっては、伝わりさえすればOKなんです。
絵の勉強をする時間が短縮できて目的を達成できるので、めちゃくちゃ満足なんです。
ミニキャラから練習を始めた場合のメリットはこちらです。
・人体の構造を学ぶ時間を短縮できる。
・ある程度まではサクサク短時間で上達できる。
・一枚の絵にかかる時間が短いためPDCAサイクルが早い。
まとめ
私の場合は、絵を描いてどうしたいかがハッキリしていたため、ミニキャラから勉強しました。
そして実際、それで大満足しています!
ゆくゆくは「細かい部分まで描きたい!」となって、リアル頭身の描き方も学ぶときが来るかもしれませんが、この忙しい今じゃなくてもいいかな、と思ってます。
まだまだ不満足なので、もっと勉強して上達する予定ですが、できるだけ時間をかけないよう頑張ります。